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認知症・アルツハイマーについて

アルツハイマーの特徴

アルツハイマーの前触れ (初期症状)
  • ・認知症(痴呆症)と診断される6〜7年前から色々な初期症状が始まる事が多い。 初期には、車の運転や金の計算などは出来るのに、少し前の事を忘れるのが特徴。この物忘れは初期段階では本人も自覚している。だから、病院でも先生の質問に対してその場を取り繕うことが出来るので、よほど巧妙に質問しないと医師もアルツハイマーの始まりを発見出来ないことが多い。
  • ・老化による物忘れの段階から、アルツハイマー病に移行する迄の間に、「軽度認知障害」(MCI)という予備段階が存在する事が分かってきた。軽度認知障害になった人の50%程度が将来アルツハイマー病に移行すると言われている。軽度認知障害では、記憶力が低下するが、日常生活は支障なくできるので周りの人でも発見するのが困難。ただ、この軽度認知障害の段階で対策を考えればアルツハイマーへの移行もかなり阻止できるので、早期発見の必要性が高まっている。→早期発見の新兵器は「SPECT」(アルツハイマー病に多く見られる脳の帯状回後部の血流が低下していないかを検査するもの)
  • ・最も初期の症状は学習能力が落ちて新しい事を覚えていられないこと。論理的な思考力がなくなると言われる。 最近のことをすっかり忘れて全く思い出せないのは、海馬が壊れて記憶が定着しないもので要注意。
  • ・目標に対してプランを立てたり、スケジュールを立てたりすることが出来なくなる。 家事や仕事の段取りが上手く出来なくなるのが最初の徴候。例えば、お皿をうまく片づけられない、調理の手順を間違える、冷蔵庫の管理が出来なくなる(空っぽになったり、逆に、同じ物を重複して買ってきたり)、着物をうまくたためない、字が下手になった、捜し物が多くなる、ガス栓などの閉め忘れ、飲み薬の管理が出来ない、身だしなみがだらしなくなり、おしゃれをしなくなった、風呂に入らなくても平気、駅で切符が買えない、いつもの道を間違える、同じことを何度も言ったり聞いたりする、置き忘れやしまい忘れが目立つ等々が初期に出る。
  • ・短気になる。些細なことでもすぐに怒るようになる。
  • ・物をどこに置いたか忘れることが多くなった
  • ・相手の話を聞いている時に、同時に自分が言うことを考えることが出来なくなる。 他人との会話が上手く行かない。
  • ・お金や物品を盗まれたと言うようになった。
アルツハイマーの症状
  • ・何度も同じ事を言う、同じことばかり聞く、何度も同じ事をする、置き忘れやしまい忘れが目立つ、化粧、料理や買い物をしなくなった、以前は熱中したことに興味や関心を示さなくなった等はアルツハイマーの始まりの事が多い。半年も同じ事が続くようなら物忘れ外来を受診したほうがよい。
  • ・少し前のことを忘れる。聞いたばかりの事を忘れる。
  • ・物忘れが徐々に激しくなるが、自分ではあまり意識しない(聞いたことを直ぐに忘れるとか自分がやった事を覚えていない等新しい記憶が定着しないのが特徴。覚えた事でも少し時間がたつと忘れる特徴がある) ⇒顔は分かるのに名前が出てこないとか、テレビでよく見るタレントの名前を思い出せないとか、別の部屋に行って、何をしに来たのか分からなくなり、元の部屋に戻って考えたら思い出す、漢字を忘れて辞書を引く、物をどこに置いたか忘れた、昼ご飯に何を食べたか思い出さない等知っているのにその記憶が取りだしにくいのは加齢に伴う良性の物忘れ。 アルツハイマーの場合は一部の記憶消失ではなく、関連する事を含めてごそっと記憶が抜け落ちる特徴がある。 だから、昼ご飯を食べたかどうか、トイレをしたかどうか等を忘れる。記憶がすっかり抜け落ちてしまう。従って、他人がそのことを指摘しても思い出さない。
  • ・物忘れが徐々に激しくなるが、自分ではあまり意識しない(聞いたことを直ぐに忘れるとか自分がやった事を覚えていない等新しい記憶が定着しないのが特徴。覚えた事でも少し時間がたつと忘れる特徴がある) ⇒顔は分かるのに名前が出てこないとか、テレビでよく見るタレントの名前を思い出せないとか、別の部屋に行って、何をしに来たのか分からなくなり、元の部屋に戻って考えたら思い出す、漢字を忘れて辞書を引く、物をどこに置いたか忘れた、昼ご飯に何を食べたか思い出さない等知っているのにその記憶が取りだしにくいのは加齢に伴う良性の物忘れ。 アルツハイマーの場合は一部の記憶消失ではなく、関連する事を含めてごそっと記憶が抜け落ちる特徴がある。 だから、昼ご飯を食べたかどうか、トイレをしたかどうか等を忘れる。記憶がすっかり抜け落ちてしまう。従って、他人がそのことを指摘しても思い出さない。
  • ・家族が分からなくなる。
  • ・進行すると理解力や判断力が低下する。⇒自分の居場所が分からなくなり迷子になる、食事が順序よく作れなくなる
  • ・アルツハイマーに似た症状の病気は多い。鬱病、脳腫瘍、多発性脳梗塞、慢性硬膜下血腫、甲状腺機能低下症、飲酒、栄養不良・貧血など。従ってこれらの病気との鑑別を行う必要があり、物忘れなどがあるからと言ってせっかちに診断を下すのは危険である。アルツハイマーとは違うのだが、高齢者がかなりひどい貧血になると痴呆の初期に似た症状が出ることもあるので、血液検査が必要。ヘモグロビン値の正常値は男性13グラム、女性12グラム以上。
  • ・アルツハイマー病を発病した場合、自分自身を自覚している期間はおよそ10年程度と言われる。
  • ・アルツハイマー病は物忘れで始まることが多いが、稀に、物忘れよりも、怒りっぽくなるとか性格の異常から始まることもあり、周りの人もアルツハイマーではないかとは気づかないことが多いのが問題。